FEATURE - ONE OF ONE ほっとする空間にまつわるインテリア
古き良きものに出会えるアンティークの入り口
アンティークを通した心地よい空間づくりのお手伝い
今年で創業29年目を迎える「Entrée(アントレ)」は、イギリスのコッツウォルズ地方にある家をイメージして建てられた、まるで絵本に出てくるような可愛らしい外観のアンティーク家具ショップ。もともと内装業をメインとしていたため、お店の内装にもこだわっていて、建物全体が見本となるモデルハウスのように設計されています。「アントレ」はフランス語で“エントランス”、“入り口”という意味。アンティークの“入り口”となるお店でありたいという思いから名付けられ、1880年代~1960年代前半の家具やステンドグラス・ドア・照明といった建材を販売。並んでいる商品はイギリスへ直接買い付けに行き、日本の家具に馴染むようなデザインを意識し厳選。一般的なマンションのエレベーターに入るサイズであることもこだわりの一つだそうです。今では伐採できない木から作られた家具や、もう製造されていない型のガラスが使われたステンドグラスなど、アンティークファンにはたまらない貴重なものも数多く仕入れています。また、長く使い続けてほしいという思いから家具の修繕も手がけ、それはお店の商品に限らず可能な限りどういった家具でも引き受けていることから、困ったときの駆け込み寺のように親しまれています。
こだわるからこそ、長く使い続けたい
お店の看板商品とも言えるステンドグラスは約300種類という豊富な品ぞろえ。直線的な幾何学模様や、つぼみのような植物イメージのデザインが多く、ストックもかなり多いため、要望に合わせた商品選びをお手伝いしてくれます。ステンドグラスは壁に掛けたり・立てかけるだけでも楽しめますが、アントレではドアや壁にはめ込む加工作業も行っています。ドア枠やノブの取り揃えも良く、自分好みにドアを作ることもできます。ステンドグラスのカッティングや、ガラスを足してサイズを大きくする加工ができる技術を持ったお店は他には少なく、他県から足を運ぶ人も多いとか。
数あるアイテムの中で最も古いものは1780年代のチェア。修繕を重ねて今でも座ることができる貴重なものです。アンティーク家具の魅力は、椅子ひとつ置いただけでその場の空気が変わってしまうような存在感があること。使っているうちに出てきた木の傷や丸みも、違和感なく馴染んで良い味を出しています。古き良きものを大切に長く使いたい方にオススメしたいショップです。
ステンドグラス[1930年代〜]、ドアノブ[1930年~1940年代]、チェア ¥83,160[1780年代]
※この記事に掲載している情報は2019年3月19日現在のものです。掲載アイテムの価格や内容が変更する場合があります。